IPv6 only な環境でUbutnuを使う
IPv6なネットワークで行きていく
IPv4がない,本当に純粋なIPv6環境でインターネットにつなぐことになった際に詰まったことがあったので,それらを書いていきます.
前提
ネットワークに接続するのはUbuntu16.04です.
あとアドレスはRAでふってきますが,上流の都合でDNSの情報はふってきません.あとでGoogleのPublic DNSを設定します.
やること1 DNSの設定
所々の都合でGoogleのPublic DNSを使うことに,アドレスわからんから調べてみるとこんなページが
おっ あるやんけ,これ使おう. しかもアドレスが 2001:4860:4860::8888
とわかりやすいなーと思った.
しかし,その下に何やらあった.
You can configure Google Public DNS addresses for either IPv4 or IPv6 connections, or both. For IPv6-only networks with a NAT64 gateway using the 64:ff9b::/96 prefix, you can use Google Public DNS64 instead of Google Public DNS IPv6 addresses, providing connectivity to IPv4-only services without any other configuration.
ふむ,IPv6 onluならNAT64を使うか,DNS64を使ってくれとのこと.「NAT64ってあれでしょ,v6をv4でどうこうするんでしょ? よくわからん」という状態.寄り道勉強楽しいんだけど,軽く本を読む程度にして,DNS64を使うことにした.
というわけで,設定は 2001:4860:4860::6464
にしました.
やること2 リポジトリの変更
名前解決もできるようになったので,”次はapt updateだ!”といういつものノリで,コマンド叩いたけどまず "jp.archive.ubuntu.com"と通信できない.
"あれれ?"となったのでレコードの確認
$ dig jp.archive.ubuntu.com AAAA ; <<>> DiG 9.11.3-1ubuntu1.3-Ubuntu <<>> jp.archive.ubuntu.com AAAA ;; global options: +cmd ;; Got answer: ;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 40735 ;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 2, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1 ;; OPT PSEUDOSECTION: ; EDNS: version: 0, flags:; udp: 65494 ;; QUESTION SECTION: ;jp.archive.ubuntu.com. IN AAAA ;; ANSWER SECTION: jp.archive.ubuntu.com. 589 IN CNAME ubuntutym.u-toyama.ac.jp. ubuntutym.u-toyama.ac.jp. 7189 IN CNAME ubuntutym3.u-toyama.ac.jp. ;; Query time: 18 msec ;; SERVER: 127.0.0.53#53(127.0.0.53) ;; WHEN: Sat Jan 26 23:53:10 JST 2019 ;; MSG SIZE rcvd: 113
なるほどなぁ AAAAレコード返ってきてないやん.
ぐぐってみるとこの記事を発見
jaistのサーバに変更した.
これで全部うまくいくとおもった.
しかし, archive.ubuntulinux.com
はどのミラーサーバもIPv4にしか対応していなかった.
んー なかなか厳しいですねぇ
とりあえず,タイムアウトまで待った.
まとめ
普段,使うものなのに,いろいろ詰まった. というわけで,IPv6 Only環境を想定した.各プログラミング言語,フレームワークのサイトと,OSのリポジトリ対応状況を調べてみようと思います.
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